犬の甘噛みについて、色々と疑問がありますよね。

犬はどうして甘噛みするの?

犬が甘噛みをする理由を知りたい?
今回は上記の疑問にお答えして、「犬が甘噛みする理由7選」を、紹介していきます。
この記事の内容
・ 犬の甘噛みを簡単に解説
・ 犬が甘噛みする理由7選
・ 甘噛みのしつけ方
以上の内容になっています。
まず結論から、犬が甘噛みするのは、飼い主にメッセージを伝えているからです。
犬は言葉を話せないため、甘噛みをすることで自分の思いや要求を伝え、コミュニケーションを取ろうとします。
なので、愛犬が甘噛みをしてきたら「なぜ甘噛みするのか」を、考えてあげましょう。
甘噛みには必ず理由があるので、「犬とのコミュニケーションを取るチャンス」ですからね。
とはいえ、甘噛みは放置すると、色々と危険が伴ってきます。
甘噛みは放置すると、次第にエスカレートして噛む力が強くなるので、大変危険な行動です。
なので、今回の記事では、「甘噛みのしつけ方」も紹介します。
もし愛犬が頻繁に甘噛みするようなら、危機感を持って対応して下さい。
それでは早速、本文へ行っちゃいましょう。
犬の甘噛みについて簡単に解説
犬の甘噛みについて、簡単に説明します。
甘噛みを軽視する方は多いですが、思ったよりも危険な行為ですよ。
犬の甘噛みとは?
犬の甘噛みとは、一体何なのか説明します。
犬の甘噛みとは・・・
- 犬がじゃれたり遊んだりして、噛みつく行為のこと(力を加減して噛みつく)
犬の甘噛みは、力を加減して噛んでくるので、噛まれてもあまり痛くはありません。
甘噛みはコミュニケーションの一つなので、犬も優しく噛むんですね。
とはいえ、甘噛みでも牙が刺さると痛いですけどね。
反対に、犬が怒ったときや警戒時に噛むのは「本気噛み」と言い、大変危険な噛み方があります。
甘噛みは酷くなると、本気噛みに発展する恐れがあるため、注意しましょう。
ココがポイント
犬の甘噛みはコミュニケーションの一つで、力を加減して噛んでくる
「甘噛み=遊んでほしい」と決め付けてはいけない
「甘噛み=遊んでほしい」と思っている方も多いようですが、それは間違いになります。
なぜなら、甘噛みをするのは、様々な理由が想定されるからです。
犬が甘噛みをする理由
・好奇心
・習性
・ストレス
・寂しい
犬が甘噛みには複数の理由があるため、「遊んで欲しい」と決め付けてしまうのは、早すぎる判断です。
上記のような理由が考えられますから、もっと犬の気持ちに寄り添うことが大切ですね。
甘噛みする理由を一つに決め付けてしまうと、犬と飼い主にすれ違いが生じる可能性があります。
なので、犬が甘噛みするときは、「何の理由で噛んでいるのか」を、知る努力をしましょう。
むやみやたらに遊んでしまうと、犬がワガママになっていきますよ。
ココがポイント
犬が甘噛みする理由は複数あるので、飼い主も犬の気持ちを知る努力が必要である
甘噛みはいつまで続くのか?
甘噛みとは一体いつまで続くと思いますか?
結論は、しつけをしないと一生続きます。
犬は成犬になれば、甘噛みは無くなると思われがちですが、それは大きな誤解です。甘噛みは、しつけをして治さないと、一生続いてしまいます。
なので、甘噛みを放置するのはやめましょう。
次第にエスカレートしてしまい、危険になりますから。
甘噛みは、必ずしつけをして治すことです。
ココに注意
犬の甘噛みは自然に治ることはなく、しつけをしないと一生続く
甘噛みを放置するのは危険です
甘噛みを放置するのは、とても危険です。
理由は、甘噛みを放置すると「本気噛み」に発展する恐れがあるからです。
甘噛みを放置すると、犬は「噛めば何でもしてくれる」と間違った認識をしてしまい、噛みつき方が酷くなる場合があります。
最悪の場合、本気噛をするようになり、とても危険です。
本気噛みをして、他人に怪我をさせてしまったら、それこそ大変なことになりますからね。
さらに、噛み癖が酷くなるとワガママな犬に育ってしまい、後から治すのに苦労するでしょう。
甘噛みは軽視せずに、子犬の時期からしつけをすることが大切ですね。
ココに注意
甘噛みを放置すると「本気噛み」に発展するので、しつけで直す必要がある
犬が甘噛みするときの気持ち7選
それでは「犬が甘噛みする理由」を、解説していきます。
甘噛みするときには、主に7つの理由があります。
犬が甘噛みをする理由
1. 歯が痒い
2. 習性によるもの
4. 気になっている
5. 留守番中に暇すぎる
6. 興奮している
7. 構ってもらいたい
8. ストレス
それぞれ詳しく解説していきます。
甘噛みする理由1.「歯が痒い」
犬が甘噛みする理由には、「歯が痒い」があります。
犬は歯が痒いとき、人や物を甘噛みして、痒さを紛らわすからです。
特に子犬のころは、歯の入れ替わりで痒くなることが多く、頻繁に甘噛みをします。口内に異常があるときでも、痒みが発生します。
なので、子犬の時期に甘噛みが多い場合は、あまり心配はいりません。
歯の入れ替わりが原因で、痒くなっているだけですからね。
私の飼っているポメラニアンも、子犬の頃は手や足を頻繁に甘噛みしていましたね。
とはいえ、子犬といえど甘噛みを放置するのは危険なので、しっかりとしつけを行いましょう。
ココがポイント
犬が甘噛みする理由は、歯の痒みを紛らわせるためである
甘噛みする理由2.「習性によるもの」
犬が甘噛みする理由には、「習性」も大きく関係してきます。
なぜなら、犬には「噛む」という習性が元々備わっているからです。
犬には本能として「噛む習性」が備わっているため、犬が噛むことは自然なことであり、甘噛みも習性によって起きる行動です。
つまり、しつけをしていない状態で犬が甘噛みするのは、当然なのです。
甘噛みは犬が生まれ持った習性ですから、「赤ちゃんが泣く」と同じことですからね。
犬が甘噛みするのは、「習性」によるものだと覚えておきましょう。
ココがポイント
犬には噛む習性が備わっており、甘噛みをするのは当然の行動である
甘噛みする理由3.「気になっている」
犬が甘噛みする気持ちには、「気になっている」があります。
なぜなら、犬は気になっている物を甘噛みして、確認をするからです。
犬は対象物が気になっている状態だと、甘噛みして確認を行います。好奇心旺盛な犬ほど、甘噛みは多い傾向があります。
また、犬は手を使えないため、噛むことが唯一の確認手段になります。
気になる物があれば、「これ何だろう、噛んでみよう」と思っているんでしょうね。
特に、子犬などは知能が低いため、何でも取りあえす噛み付いて、好奇心を満たします。
甘噛みは、愛犬が興味を示している証拠なのです。
ココがポイント
犬は気になっている物があると、甘噛みをして確認をする
甘噛みする理由4.「留守番中に暇すぎる」
犬が甘噛みする理由には、「留守番中に暇すぎる」があります。
というのも、犬は甘噛みをして暇つぶしをするからです。
犬は長時間の留守番になると暇になるので、甘噛みをして暇つぶし行い、飼い主の帰りを待っています。
ケージではなく室内で留守番をさせると、犬は自由になるため、甘噛みが多くなります。
留守番中は注意する人がいませんから、犬は自由に噛み放題ですからね。
留守番中は犬が暇にならないように、オモチャを用意するなどの工夫が必要でしょう。
ココがポイント
犬は飼い主の帰りが遅いと、モノを甘噛みをして暇つぶしをする
甘噛みする理由5.「興奮している」
犬が甘噛みする理由には、「興奮している」があります。
なぜなら、犬は興奮すると、甘噛みをしてスキンシップを取るからです。
犬は興奮して気持ちが高まると、スキンシップを取りたくなり、飼い主の手や服などを甘噛みして、引っ張るようになります。
少し気持ちが昂り興奮すると、犬は無意識にカプっと噛んでしまうんですよね。
また、習性も相待って、物も甘噛みします。
豆知識ですが、犬は子犬の時期に遊びで噛み合いっこをして、痛みを学ぶと言われています。
犬が興奮して甘噛みするときは、「楽しい」「嬉しい」などの気持ちになっているのでしょう。
ココがポイント
犬は興奮すると嬉しくなって、飼い主を甘噛みすることがある
甘噛みする理由6.「構ってもらいたい」
犬が甘噛みする気持ちには、「構ってほしい」があります。
というのも、犬は甘噛みをして、飼い主にアピールをするからです。
犬は構って欲しいときは、甘噛みしてアピールをします。大好きな飼い主がそばに居ることが嬉しくて、ついつい甘えてしまうのです。
犬が構って欲しい時に思っていること
・ 遊んでほしい
・ 撫でてほしい
・ 抱っこしてほしい
特に、「飼い主が大好きな犬」や「甘えん坊な犬」などは、頻繁に甘噛みをして構ってアピールをしますね。
私の実家にいる柴犬ですが、遊んでほしいときは、よく足首を甘噛みしてきます。
とはいえ、甘噛みするたびに遊んでいては、犬が調子に乗るので、構うのは程々にしましょう。
ココがポイント
犬は飼い主に構って欲しいときは、甘噛みをしてアピールをしてくる
甘噛みする理由7.「ストレス」
犬が甘噛みする気持ちには、「ストレス」があります。
理由は、甘噛みをしてストレスを発散させるからです。
犬はストレスが溜まると、甘噛みをしてストレスを発散させます。犬にとって甘噛みは、ストレス発散方法なのです。
ここで犬のストレスの原因を紹介します。
犬のストレスの原因
・ 散歩が足りていない
・ 長時間の留守番を毎日させる
・ スキンシップが足りない
・ 生活環境が悪い(室温など)
以上の原因で、犬はストレスを溜めてしまいます。
犬はストレスが溜まると、頻繁に甘噛みをするようになり、酷いと本気で噛んでくるようになります。
なので、ストレスが原因の場合は、犬との接し方を見直した方がいいでしょう。
犬は不満があることを甘噛みを通じて、飼い主に伝えているのです。
ココがポイント
犬はストレスが溜まった状態だと、気持ちが不安定になり甘噛みすることがある
犬の甘噛みのしつけ方
記事の後半では「甘噛みのしつけ方」を紹介します。
甘噛みのしつけ方を、下記にまとめました。
甘噛みのしつけ方
STEP1.噛んだら叱る
STEP2.しばらく無視する(ケージに戻す)
STEP3.遊んであげる
以上が甘噛みをしつける手順になります。
しつけは叩いたり怒ったりしてはいけません
犬の甘噛みをしつけようとして、叩いたり怒ったりしてしてはいけません。
なぜなら、犬が恐怖を感じて怯えてしまうからです。
さらに、叩くのは虐待になるため、絶対にしてはいけません。
叩いたり怒ったりすると、犬は恐怖を感じるため、覚えが逆に悪くなります。また、叩くと怒るは虐待になり、しつけではありません。
なので、甘噛みを治すときは、犬が怖がらないように優しくしつけましょう。
「甘噛みはダメ」ということを、優しく教えてあげると、犬も安心しますよ。
ココに注意
甘噛みをしつけるときに叩いたり怒ったりすると、犬は萎縮して覚えが悪くなる
しつけるポイントは怒るはなく「叱る」こと
犬のしつけるときのポイントは、怒るのではなく「叱る」ことです。
「怒る」と「叱る」の違いを説明します。
「怒る」と「叱る」の違い
- 怒る→怒りの感情を外に爆発させること(大声て怒鳴る、言葉が悪い)
- 叱る→相手により良い方法を教示すること(優しく、穏やかに)
「怒る」と「叱る」は同じように思えますが、実際は全く異なる性質を持っています。
つまり、犬をしつけるときは、正しい方法を優しく教えてあげるだけでいいのです。
間違っても大声で怒鳴ったり、ビックリさせるような声を出してはいけません。
犬をしつけるポイントは、「叱る」を意識することです。
ココがポイント
犬の甘噛みをしつけるときは「叱る」を意識し、清く正しく教えてあげよう
STEP1.噛んだら叱る
それでは「犬の甘噛みのしつけ方」を解説していきます。
はじめに、犬が甘噛みをしてきたら「叱る」を行って下さい。
叱ることで、「甘噛みはダメなこと」だと、教えることができます。
甘噛みをしつけるときは「叱る」を意識して、優しい口調で犬が安心するように教えてあげましょう。
ここで、犬を叱るときの「フレーズ」を紹介します。
犬を叱るときのフレーズ例
・ 噛んだらダメだよ
・ 痛いよ
・ もう遊ばないよ
上記はあくまでも例ですが、以上の言葉で叱るといいでしょう。
コツとしては、口調は優しくですが、表情は真剣に真面目な顔で叱ってください。
笑いながら叱っても、意味がないですからね。
犬が甘噛みしてきたら、まずは「分かりやすいフレーズ」で、叱るようにしましょう。
ココがポイント
STEP1.では犬を叱り、「甘噛みはダメなこと」だと犬に教えてあげよう
STEP2.しばらく無視する
犬を叱ったあとは、しばらく無視をしましょう。
無視をすることで、甘噛みがダメだと、より深く分からせることができます。
犬は飼い主に構ってもらえないことが一番辛いため、叱った後に無視をするとダメ押し的な効果が得られ、より深く分からせることができます。
また、無視をするときは、叱った後にケージに戻すのも効果的です。
そして、叱ると無視を繰り返すと、犬は「甘噛みをしたら遊んでもらえなくなる」と、認識するようになります。
犬は飼い主と遊ぶことが大好きなので、無視をされたらかなりこたえるはずです。
少し可哀想ですが、他人に怪我をさせる危険性があるため、心を鬼にしてしつけましょう。
ココがポイント
犬が甘噛みをしてきたら「無視をする」「ケージに戻す」などして、少し罰を与えよう
STEP3.遊んであげる
犬と叱って無視をした後は、ちゃんと遊んであげましょう。
遊んであげることで、犬は安心して楽しい気持ちになるからです。
甘噛みをした後に「叱る」「無視」をすると、犬はショックを受けて落ち込みます。必ず遊んでアフターケアーをしてあげましょう。
落ち込んでいる犬をそのまま放置するのは、とても可哀想ですからね。
飼い主がしっかりと遊んであげると、犬はとても嬉しくなり、大きな安心感を抱きます。
さらに、飼い主のタイミングで遊ぶことで、主導権を握れるようになります。
しつけをした後はちゃんと遊んあげて、犬を楽しい気持ちにさせてあげて下さい。
ココがポイント
甘噛みのしつけをした後は、犬と遊んで気持ちのアフターケアをしよう
甘噛みのしつけポイントまとめ
- 叱るときは口調は優しく表情は真剣に
- 無視をするときは一切構わない(ケージに戻すのもあり)
- しつけの後は遊びアフターケアーをしよう
甘噛みをしてきたら、STEP1〜3を繰り返し行ってください。
犬の甘噛みは予防しよう
犬の甘噛みは酷くならないように、あらかじめ予防をしましょう
好き勝手に甘噛みさせると次第に悪化していくので、予防はとても大切なことです。
予防とは言っても簡単なので、だれでも気軽にできますよ。
犬の甘噛みの予防方法
予防方法 | 効果 |
犬が噛めるものは置かない | 噛むこと自体を抑止する |
留守番中はケージに入れる | 犬の行動を制限できる、安心する |
噛めるオモチャを与える | 噛みたい欲求を満たしてあげる |
散歩を十分にする | エレルギーを消費しストレスを発散できる |
積極的に遊んであげる | スキンシップをとりストレスを発散できる |
興奮するまえに遊びをやめる | 興奮による甘噛みを防ぐ |
人の手で遊ばせない | 人の手の甘噛みを防止する |
家族が一貫して甘噛みをしつける | 甘噛みがダメだと徹底的に教え込ませる |
以上の予防方法があります。
もし愛犬が多少の甘噛みをしている時や、すでに酷くなっている場合は、必ず予防をしましょう。
予防をするだけでも、甘噛みが悪化するリスクを減らせますからね。
犬の甘噛みは放置するのではなく、早期の段階から予防を行いましょう。
ココがポイント
犬の甘噛みは予防をすることで、後に悪化するのを防ぐことができる
まとめ:犬の甘噛みを放置するのはやめよう
今回の記事で一番伝えたいことは、「犬の甘噛みを放置するのは絶対にやめて下さい」ということです。
甘噛みは放置しても治りませんし、酷いと本気噛みするようになるからです。
甘噛みをするような犬は、人に危害を加える恐れがあるため、飼い主は責任を持って対処をする必要があります。
噛み癖がついて他人を怪我させてしまったら、大変ですからね。
なので、犬の甘噛みは放置せずに、しつけと予防をしっかりと行いましょう。
甘噛みをしない犬は、どんな人とも楽しく仲良くなれる犬となるでしょう。
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